2005年11月27日

なみだ、いくつ零れて、新月の夜、ひとつ海が生まれた。

というわけで、詩を載せてみたいと思います(どういう事ですか
授業の中で書いた詩です。ほぼ即興です。一部違うものもございますけど。

今度の授業が来年まで無いので、今が丁度キリのいい時なんですよね、うん。
読んでみて「あー、こいつ痛いなー」と思った方はブラウザバックした方が賢明です。


「雨と紫陽花」

雨が嫌いな君に花束をあげよう
一つ一つが集まって 太陽みたいに見える花達

君の目の前を その先を 全て照らすほどの力は無いけれど
雨だらけの世界で とても輝いて見えるんだ

僕は雨が好きだから
その花束の映える 雨の景色が好きだから
どうか好きになってほしいんだ

一緒に雨の中で 輝く陽を眺めてみたいから


「空と向日葵」

暗い空から流れる涙は 君が流しているようで
君が泣いているようで ちょっと怖くて

だから君に花をあげる 太陽みたいな花なんだ
雨よりも晴れた空の方が とっても綺麗なんだよって教えたくて

照った太陽と入道雲
そしてもう一つの太陽は ずっと陽を見てて
それがまるで 君を見てる僕みたいで

青い空の下 上を見ている君を見てみたいから
もう泣かないで この空を晴れにして


「メッセージ」

嫌いな人の事を
「消えちゃえばいいのに」って思ってた
本当に消えてしまえば みんなが泣くのに

みんながみんなに嫌われていて みんなに好かれる人なんてこの世にいない
嫌いな人を消す事ができるなら 人類なんてとっくに絶滅してるんだ

でも 例え嫌いな人でも
何とも思っていない人でも
知らない人でも

死んだら誰かが悲しむんだ
死んだら誰かが泣くんだ
泣き方なんて人それぞれだけど 悲しい気持ちは変わらないんだ
みんながみんなに嫌われているけれど 誰かは泣いてくれるんだ

みんなに好かれている人なんてこの世にいないけど
好きな人を蘇らせる事ができるなら 人類はみんな蘇るんだ
いつも通りの毎日が続くんだ


「想い出と彼岸花」

その花は真っ赤な血の色
君からはもう 流れる事のない
僕の中で流れる血の涙の色

君は川の向こう側
渡る事はできるけれど きっと渡れば怒られる
たまたま見つけたこの花を あげたいのにあげられない

渡せないなら せめてこの姿を見ていって
花を持ったこの姿を 目に焼き付けて覚えておいて
そしていつか また会おう
何十年も後に 僕がこの川を渡る時に
この花は 変わらず持っておくから
これが目印だから 逢いに来て
「悲しい想い出」として忘れようとしないで

君は川の向こう側
何も言わずに 岸の向こうへ歩き出した


「紅葉と秋晴れ」

一点の曇りも無い
どこまでも蒼い貴方が 好きになってしまいました

そんな貴方が羨ましくて
一点の曇りも無い色に 染まってみたくなったんです

でも 最近の私はおかしいんです
中途半端な色なんです
緑と赤が混ざってて どこまでも蒼い貴方とは 大違いな変な色

もっと貴方を好きになれば 全てが紅色に染まるでしょうか?


「黒い海」

白い紙を 黒い海に沈めた
白い紙はたちまち黒くなって 黒い紙は見えなくなった

例えばどんな色の紙でも この海に浸してみれば
たちまち真っ黒になって 見えなくなってしまう

好きな色の紙を この海に浮かせてごらん
黒に染まらない色なんて 黒しかないのだから


「黒い海」(※同じタイトルの物が二つあります)

黒い海に落ちてしまった
もがいても地面は無かった

溺れてしまう 溺れていく

どんな色の紙でも黒く染まるのなら 僕の身体も今頃真っ黒だ
元々黒い服を着ていたから どうでもいいけれど

けど 着飾る物は黒くても 僕自身は黒くなんて無いから
僕自身がきっと 黒く染まってしまうのだろうか

溺れていく 沈み始める
沈んでいく 目の前が真っ黒だ

さようなら もう戻れない
黒くなんてなかった昔の自分
もがくのなんて もうやめた


「ひとりの星」

黒く塗り潰した空の中に
孤独に輝く星が在った

その空は この星が 独りで輝くために黒く塗ったのだろうか
そう思える程に この夜空に 孤独な星は映えて見えた

けれど側にいた友人は「星は一つじゃない」と言った
瞳を凝らしてよく見ると うっすらと いくつかの光が見えた

あぁ この星は独りじゃないんだ と安心した私は
それと同時に 星空を霞ませる世の中を憎んだ


「咲かない木」

ひたすらに ただひたすらに
天へと天へと伸びていって

花も咲かせずに 実もつけずに 子孫を残さずに

雨に打たれても雲を突きぬけ
青い空も越え太陽の居る場所へ
飾りを捨て 全てを捨て ただ一点へひたすらに

空へと天へと 天へと宇宙へと
ただひたすらに枝を伸ばす 太陽に届くまで



本当は全部縦書きなので、横書きにまとめるのにちょっと悩んでしまったり。

最初の「雨と紫陽花」は6月の終わりにできたもの。
「空と向日葵」「想い出と彼岸花」とシリーズっぽくなってます。
季節に沿った花を使ってるので、冬や春の花を使ったらこのシリーズも終わると思います。
椿とか、風花とか、桜とか……一個だけ花じゃないぞーなんて言わないであげてください。

ちなみに入りそうで入らない例外「紅葉と秋晴れ」は先生のリクエストでできたもの。
葉っぱであって花ではないからね。シリーズから除外。
「紅葉を題材にしたものをみんな書いてくれませんか」なんて言ってきたから、即興で。
でも今のところ、書いてるのは私一人です(笑

「メッセージ」は、授業の二日前、登校中にふと閃いたもの。
登校中に閃くことはしょっちゅう、入浴中に閃くことはその倍ありまして。
入浴中のものは大抵頭の中で塵となって消えますが、登校中はケータイに打って保存しておくことがあり、あんまりなくなることはないです。
↑のシリーズ3作もケータイに打って保存してたもの。でもケータイに打っておくと、後で見た時に意味不明でボロボロで心が荒んでくるようになるのであんまり使わない(駄
これも、閃いた事は閃いたけれどケータイに残さずに頭の中に保存しておきました。
授業の時まで覚えておくのは珍しいです。「黒い海」もそうなんですけどね。

「嫌いな人を消す」「好きな人を蘇らせる」
そんな事が出来たら、人口のバランスが崩れまくってどっちにしろ人類絶滅するっつーの。
片方でも両方でも、あったら人類は速攻で絶滅しますから、こんなの無い方がいいんですよね。
誰かを殺したいと思った時、大切な人が死んだ時、こんな力が欲しいですけどね。

そして、全ての人に好かれる人はこの世にいない。
好きだなぁって思ったアイドルも、ネットの海に飛び込めばすぐアンチの意見は見れる。
同時に、全ての人に嫌われる人もこの世にいない。
例えば誰かが死んだとして、全ての人がその誰かの事を嘲笑いながら葬式に出てるわけじゃない。
悔しがったり、同情したり、泣いていたり、きっと誰かの心は沈んでる。
誰もに好かれる人も同時にいないから、誰かが死んで良かったと思う人もいるんですけどね。
…いや、そもそもその人を嘲笑うような人だったらわざわざ葬式になんて行かないか?

「黒い海」はその二つで対になっています。
片方は白い紙、もう片方が人間が「黒い海」に浸され、もしくは堕ちていく。
とりあえず色んな比喩なんてものを私なりに詰め込んだはずだけど、私自身がこれがもう何を表していたのか忘れかけてるという、あぁ何だこの駄目っぷり(蹴

「ひとりの星」は実話です(ぉ
学校の帰りにふと夜空を見上げると一つだけしか星がなくて、あれじゃ寂しいなぁとか詩の中の事も色々思っていたら、友人が横から「一つじゃないよ」って言ってきて。
で、目を凝らしてよく見たらちっちゃい星がいっぱいあって……。
…その後それが実は火星だったと知って、さり気なくショックを受けたのは秘密です。
そりゃぁ見えるだろうよ、大きさ全然違うんだからorz

最後の「咲かない木」は先週できたばっかりです。
そろそろ周りは進路がどうのって話しになってきて、その中で道の決まらない私の「憧れ」。
全てを捨てるくらいに、ただひたすらに太陽へと伸びて生きたい。そしてそれ自体が「夢」。
ちなみにこの中では、太陽そのものも「夢」。枝を伸ばす木が、目指しているものです。
小説とか詩とかをまとめた同人誌を出してるくせに、国語じゃなくて数学担当の教師が「木のイメージを全て覆すような詩」なんて言ってたのに正直驚きました。
イチジクの木なんか「無花果」なんて書くんだから、実も花もつけないように遺伝子いじくった木なんかは世界のどっかにはあるんじゃないのかなぁ…なんて思ってましたし。
いや、これはただの喩えだから、決して子供なんていらねーよバーカなんて思ってませんよ?
私はちゃんと子供も産んで、気ままな人生送れればそれでいいですよ?

…友人の夢で大人になった私が出てきて、その私に息子がいるって知ってから「子供ほしいなぁ」なんて思い始めたなんて秘密です。
でも、よく考えたら友人二人が先に一人ずつ産んでくれなきゃ私の子は生まれないんだよねぇ。
友人の夢の中には、私の子より年上の子が二人いたらしいし……って、その前に旦那を確保しなきゃ話にならないじゃん!(おい


posted by 早月 at 00:49| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説と詩を作ってみた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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